第4回 クリエイター通信




皆さんこんにちは!戦国炎舞 -KIZNA- クリエイティブチームです。
クリエイター通信、第4回目は4/2(木)にリリースされた新シリーズカードが持つ「絆奥義」と「秘技・極意スキル」のアニメ演出についての情報をお届けします。
2回目と同じく、今回もアニメ演出を制作する際に使用した絵コンテを公開していますので、ぜひご覧ください♪


1.   絆奥義(火狼連衡・風狸連衡・水猿連衡)のこだわりポイント
  
今回の絆奥義は「群れでの協調」というテーマで統一しました。
動物のモチーフは、奥義を所持する人物のイメージに合わせて、明智光秀は狼、徳川家康は狸、豊臣秀吉は猿というオーダーでした。属性は猿の温泉で水から決まり、狸を天狗の団扇で風、狼を炎とあっさり決まりました。

火狼連衡は、最初は炎のイメージを押し出すということで、本能寺の周りをグルグルと回って火柱を発生させ、その手前でシルエットになり遠吠えをする…といった攻撃系の演出でしたが、設定が防御系に着地したため、スキルアニメ制作直前に防御に寄せた絵コンテに変更した経緯があります。

風狸連衡は、狸を可愛くするかどうかで悩みましたが、狼と猿に合わせて可愛くはしないことになりました。千変万化の狸と被らないように、1カットで一連の動作を分かりやすくしました。

水猿連衡は、最初は「温泉(後に滝に変更)に猿」という情景にする予定でしたが、劣勢時にダメージ増加という効果に合わなかったため、路線変更をして強いボス猿が子猿たちの道を切り開く感じを出すことにし、ボス猿の修行中からの演出になりました。また、この奥義はスキルアニメ用のイラストの総数を、無理を言って多くしてもらったおかげで滑らかに動かせています。



2. 裂吼・鬼哭怨襲・怨鬼獄尽滅のこだわりポイント
  
巨人が出現する演出で、「段階を踏んで完全体になっていく経過を見せる」という意図で制作しました。
攻撃スキルなのでなるべく物理攻撃になるよう、秘技では槍を投げ、極意では刀での直接攻撃にしました。
極意の演出では巨人を見せつつ攻撃をさせたかったので、敵カードを後ろから切り刻む構図になっています。
イラストの発注段階で一連の動きの説明を細かくすることで、巨人の姿が徐々に現れていく表現が完成しました。
  
   

3. 苛翼・惨群侵蝕・惨禍絶空翔のこだわりポイント
  
 窮奇(キュウキ)という中国神話に登場する有翼の虎のような姿をした怪物を使う指定があったので、絆奥義の群れ感をこちらでも使用し、個体数を増やすことで強さの段階を変えるよう工夫しました。
最初の降下してくる演出は絵コンテの段階ではありませんでしたが、格好良くするために製作途中で追加しました。
秘技と極意では個体数が多くなるので、目で追いやすいよう配置や動きを工夫してあります。 
  



いかがでしたか?今回ご紹介する情報は以上です!
次回もお楽しみにお待ちください♪